“バスレフ型 Scanspeakウーハー HC-TX421”
スピーカーユニットは製品のスピーカーの中では一つの部品でしかありません。ですが、最終的に音を発生させるユニットは、極めて重要な部品であることは言うまでもありません。
しっかりしたメーカーでは、デザイナー(設計者)が音に込めた思いをそのデザインに表していると考えています。デザイン性を意識することもあるでしょうが、素材や形、構造や部位の大きさなど、音の性能のための設計が、デザインを通じてデザイナーの思いが伝わってきます。多くの音楽ジャンルのそれら全てに完璧なユニットなど存在しないと思っています。デザイナーも同じようにどのような音楽に合わせた物か、その優れた面をどこに合わせたのか、それを見極める事も自分たちの仕事だと考えます。
特にこのウーハーユニットは、ハイエンドの高級機種ではありませんが、スピード感を重視し重低音を求めず、ミドルクラスでの扱い易さや中高域の鮮やかさを持たせ表現力の高さをイメージしていると受け取っています。
メーカーは世界でもっとも有名なスピーカーユニットメーカーであるデンマークのScanSpeakウーハー15cm Midbassで、ミドルクラスですが先端技術のてんこ盛りです。アルミダイキャストフレーム、ノイズを抑えるブラックファントム(ダンパー)、オープンエアー(ダンパーとマグネット間に圧縮空気を作らない)モーターシステム、Vifaが得意だったコーテッドクラスファイバーペーパーコーン、アルミニウムヴォイスコイルボビン、などです。一般的なラバーエッジですが、幅を小さめに設定し振幅量を稼ぐより、音のスピードを重視しています。ラバーエッジが大きい方が強い低音が出ます。更にScanSpeakは生産地を100%デンマーク製にした製品で、中までよく見ると丁寧な作り込みを感じます。
コーテッドグラスファイバーペーパーコーンは正面と裏側で樹脂を変え、裏側はビスコロイド塗布の様な仕様になっています。このことで微振動共振を抑えノイズ軽減しているのでしょう。FSが45Hzと低めで能率も約87dBと条件はまずまずですが、ユニットの性格上密閉型では低域に不足感が有るので、バスレフで製作しています。
ツイーターは中国製ですが28mmの大型ソフトドームを採用し、表現力の高さを感じます。大型ドームですがコンパクトな設計で、3KHz以上で使用していますので綺麗な高域です。
音の印象は中高域が美しく、バスレフの魅力である一回り大きなSP相当の迫力があります。通常のご家庭では十分な音場表現力を持っています。
<詳細性能>
●方式:2ウェイバスレフ型
●ツイーター:28mm ソフトドーム ネオジムマグネット仕様
●ウーハー:5-1/4インチ グラスファイバーペーパーコーン
●能率:86.9dB 2.83v/1m
●クロスオーバー:3.5KHz
●大きさ:175×220×315mm(突起含まず)/本
●重さ:6.5Kg/本
●バナナプラグ対応金メッキネジ式ターミナル
●2台1組梱包
●日本製
<ご注意下さい>
※1品1品手作品ですので、小さな傷等あります。また、わずかに左右で色の差がある場合があります。
※サランネットは付属しません。
※左右のスピーカーは、2m以上は必ず離してお使いください。
※割引キャンペーンの際は、会員様5%OFFの対象外となる場合があります。
※予告無く一部デザイン変更する場合があります。