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社長日記

コンプレッションドライバーのテスト

2025年01月25日


初めてコンプレッションドライバーを入手しました。
そもそも高価なツイーターですので、当社で製品化できるはずもなく、趣味で余計な物を買うのは良くないと思っていましたので、これまでテストすらしたことがありませんでした。


コンプレッションドライバーは一般のホーンツイーターとは異なります。自分も同じ様な物と思っていましたが、ヴォイスコイル径34mm(小さい方の規格です)の金属ドームを背面に設置し、そこから発生する音を圧縮する形でホーン側に発出します。後ろ側の黒い樹脂部品を外すと、ドーム型ダイアフラムが交換できます。そもそもPA用に大音量を発生させるシステムで、100dBを超える音圧を達成できるのはこの方式の特徴です。


他の金属系ホーンツイーターも複数試しましたが、それらと比べても中高域の解像度が抜群です。正に生音と言えるでしょう。他の形式より低域の再生が可能で、800Hz位から使えちゃいます。許容入力も200wなど耐久性もあり、800~1.5KHz程度でクロスを組むシステムも多くみられます。


欠点と言えば、広角に音が広がるのはドームツイーターに勝てません。ホーンに向かってフーっと息を吹き込むと壊れます。逆ホーンの威力はすごいんですよ。85dB程度のウーハーと組むと、20dB近く抵抗で落とさなければならないので、なんとなく勿体無い。家庭向きではないのでしょうが、これをパーソナルで楽しむのもなんとも醍醐味でしょう。想像してた以上に小音量でもホーン効果が楽しめ、中域の艶やかさが魅力でしょう。


継続性は難しいかも知れませんが、安価な製品を見つけましたので、これで製品化してみたいと考えています。



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