2022年10月

2


面白い物を見つけました。
ビバホームと言うホームセンターで売っている集成材ですが、ウォルナット等の数種類の木材を組み合わせ厚さ20㎜の板にしています。基本的に同材で作るのが集成材で、複数の木材でさらにピッチが細かい仕様はあまり見たことがありません。


小さめ、例えばユニットサイズが5インチ程度であれば、このまま組んでも補強さえしっかり組んでおけば適度な響きと同材の持つ極端な共振も抑えられそうです。トールボーイか8インチ位の大きいスピーカーでは、秋田産の厚さ12㎜ラーチ材を裏側に貼って組み上げれば、これも適度な響きが得られそうです。こちらももちろんしっかりとした補強が必要です。


600*1200*20の大きさで7,000円ほどしますので高価な材ではありますが、割れたり激しく反ったり縮んだりする心配も少なく端から端まで使えます。個々の木材の接着面はフィンガー留めになってますので、強度は無垢材の1枚板と同様で剝がれることはほぼありません。


余裕があったら何か作ろうかな? これも寄木細工なのかな?

 

仮組で音が聴ける様になりました。
期待していた通り安定した印象です。ダイナミックレンジはそれほど広さを感じませんでしたが繊細な表現力を持っています。 ダブルコーンのタイプとは違って、高域に尖った部分が無く聴き易く出来ています。
爽やかでスッキリした印象で、デンマーク系の華やかさはそれほど無く正確な再現に徹した音作りに感じました。


ドイツのViosatonはPA系とは異なり設備の業務用スピーカーメーカーと思われます。 他にAccutomやEton、LPGが有りますが、ハイエンドなユニットは作っておらず、このユニットはVisatonの超拘り商品でしょう。


もう少しで完成。もうちょっと頑張ります。