2021年5月

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当店での高額商品をお買い上げいただきましたお客様から、とても丁寧で貴重なご意見ご感想をいただきました。 これほどの長文でお寄せいただきましたことを感謝申し上げます。


2021/5/23日現在の感想です。
「良い音=自分の好きな音」の追求は永遠なものである。 HC-TX401とHC-TX500を購入したので、両者の違いを説明する。 オーディオは人間に近い所から揃える必要がある。 スピーカー→スピーカーを置く環境(スピーカーの環境)→アンプ→プレイヤー の順に説明する。


1 スピーカー  高井工芸のスピーカーのユニット以外は、日本製ハンドメイドで、スピーカーが高価になるほど、 オーディオ環境も高価になる。 HC-TX401の定価は143,000円で、HC-TX500の定価は638,000円で飛び抜けて高価である。 4.46倍の価格の違いがある。 HC-TX500は、 厚さ約3cmのホワイトオーク使用したティアドロップ型、パシップラジエータ方式の2ウエイシステムで、 約7インチ(18cm)のウーファーと30mmシルクソフトドームの最高級モデルの試作品であり、 高価なユニット、高価なエンクロージャー、パシップラジエータ(昔のドローコーンの事)の採用と KRYNAのスパイク+インシュレータを設定して、定格感度レベル:84.8dB/2.83V/1mの能率である。 スピーカー自体の機能が珍しい。パッシブラジエータの低音が良い。 能率の低さで非力のアンプでは十分にドライブできない。


特徴、 HC-TX401は密閉型2Wayを追求しており、低音を出すために5.5インチ(14cm)のウーファーと、 3.8cm2の大型振動板を波型のリボンツイーターを使用しているが、定格感度レベル:84.2dB/W/1m の能率の低さで非力のアンプでは十分にドライブできない。 フルデジタルアンプは、マランツM-CR612(電源が入らなくなる初期故障が多い)の パラレルBTLドライブ機能(BLTは随分昔の機能)をモノアンプ2台ではなく、 内蔵4cHアンプを2cHに合成して使用する機能である。 フルデジタルアンプの選択は唯一無二である。 アナログアンプは、HC-TX401とHC-TX500ともにセパレート型(50万円位)が必要であり、 高価なプリアンとメインアンプ(プリメインアンプでも可能)の構成でないと十分な機能が発揮出来ない。


HC-TX401とHC-TX500ともウーハーの力が強く、大きな音ではウーハーの振幅振動で スピーカー全体が動き、滑りやすいインシュレータやスピーカースタンドでは落下の恐れがある。 HC-TX401の3.8cm2エアモーターリボンツイーターはHC-TX500の30mmホーン型シルクドームよりも 高音がはっきりしているように感じる。


2 スピーカーの環境  スピーカーは床に直接置いてはならない。 床が低音の振幅振動で震える。  (1) インシュレーター  (2) スピーカーボード、大理石(最低3cm)  (3) スピーカースタンド  (4) スピーカーボード、御影石(最低3cm)  (5) 効率の良いスピーカーケーブル (1)〜(5)の環境は必ず必要です。


3 アンプ  フルデジタルアンプは、マランツM-CR612、セパレート型(50万円位)が必要である。 自分の好きな音が駆動できるアンプを見つける必要がある。


4 プレーヤー  マランツM-CR612はプレーヤー内蔵型であるが、内臓のプレーヤーは極端に音が悪いので、 プレーヤーの機能毎にセパレート型を購入必要がある。


5 スピーカーユニット HC-TX401 エア・モーション ツィーター Dayton Audio AMT Mini-8 エソテリック・シリーズ 14cm ウーファー Dayton Audio ES140TiA-8 定格感度レベル:84.2dB/W/1mの能率

HC-TX500 30mmクロス導波管搭載ツイーター Wavecor TW030WA12 エソテリック・シリーズ 18cm ウーファー Dayton Audio ES180TiA-8 定格感度レベル:84.8dB/2.83V/1mの能率 スピーカーユニットの原価はHC-TX401の方が高い。 Titan(タイタン) HC-TX500は、ティアドロップ型の針葉樹材積層BOX、 180mmアルミコーンパッシブラジエーター、 インシュレーターはKRYNA製のスパイク、インシュレーター一体型、 全面パネルは厚さ約3cmホワイトオーク の構成でパッシブラジエーターを使用した珍しいスピーカーである。 定格感度レベルは、HC-TX401とHC-TX500ともほぼ同じなので非力なアンプでの駆動は難しい。 マランツM-CR612のパラレルBTLドライブ機能を利用すると、唯一安価なアンプでの駆動が可能である。 スピーカーやアンプを十分な時間をかけてエイジングすると音質が向上する。


以上の事を考慮して、自分の好きな音の追求は永遠なものである。

 

 

 

  2021/5/28日現在の感想です。

 

 

 

  「良い音=自分の好きな音」の追求は永遠なものである。

 

  HC-TX500はあまり問題はないが、HC-TX401には問題があるので中心に説明する。

 

  オーディオの音源はCDが採用している“44.1kHz、16ビット”のSpotify Premiumを利用している。

 

 

 

  1 オーディオ構成

 

  HC-TX500

 

   ネットワークオーディオプレーヤー DNP-730RE-SP

 

   デジタルオーディオセレクター AT-HDSL2

 

   DSP AVコントロールアンプ AVC-3000DSP

 

   ハイレゾ対応プリメインアンプ CXA80 SLV [Silver]

 

   ブックシェルフスピーカー HC-TX500

 

 

 

  HC-TX401

 

   ネットワークオーディオプレーヤー DNP-730RE-SP

 

   デジタルオーディオセレクター AT-HDSL2

 

   CDレシーバー M-CR612[Black]

 

   ブックシェルフスピーカー HC-TX401

 

 

 

  HC-TX500はセパレート方式のアナログアンプ、HC-TX401はフルデジタルアンプを使用している。

 

 

 

  2 HC-TX401の問題点

 

  (1) 5.5インチ(14cm)のウーファーを使用しているが、エンクロージャー(Box)の

 

  サイズが小さいのと軽いので、ウーハーの力が強く、大きな音ではウーハーの振幅振動で

 

  スピーカー全体が動き、滑りやすいインシュレータやスピーカースタンドでは落下の恐れがある。

 

 

 

  (2)HC-TX500は、KRYNAのスパイク+インシュレータ設定してネジ止めしているが、

 

  HC-TX401にはインシュレーターの設定がないので、ウーハーの振幅振動により、

 

  スピーカーが勝手に動いてしまう。

 

  oyaide INS-BS INS-CF インシュレーターセットを使用しているが、3cm厚の蛇紋岩の上に、

 

  インシュレーターを置き、その上にHC-TX401を載せて利用しているが、余りにも振幅振動が、

 

  大きすぎて、3つのINS-CFの上で滑って勝手に動いてしまう。4つ使用すると1つは浮いてしまう。

 

  HC-TX500のようにネジ止め穴があると簡単にインシュレーターは取付けて、滑ることもないと思われる。

 

  HC-TC401は取付け穴がないので、市販のインシュレーターを両面テープで付けることも考えているが、

 

  両面テープを使用しないインシュレーターを手探りで探している次第である。

 

  インシュレーターは、大理石(蛇紋岩)の上に置いたスピーカーの音質を決定づけるので、

 

  慎重に探す必要がある。

 

  元々、高井工芸でインシュレーターのオプションがあれば簡単に利用できるが、

 

  世の中に沢山あるインシュレーターの中で「自分の好きな音」を決定するものを探すのには時間が必要である。

 

  アマゾンのプライム商品の中で選択して見つけ出す必要がある。

 

  アマゾンのプライム商品は返品ができるので、試しに購入しても届いたイメージが違うものや、

 

  実際に使用しても使い勝手が悪いものや、使うと危ないものや、

 

  アンマッチのものは利用できないので、自分の好きな音に対してやってみないとわからない。

 

  次は、

 

  東京防音 防振対策用品 AVインシュレーターTHI-425 Ф40×厚11mm 4個入

 

  に挑戦する予定です。

 

 

 

  3 最近買った、昔のスピーカー

 

  ONKYO D-200II Liverpoolは1989年発売、DIATONE DS-200ZAは1994年発売されている。

 

  昔のスピーカーは、2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型防磁タイプ(EIAJ)で、

 

  D-200IIの出力音圧レベル         89dB/W/m、DS-200ZAの出力音圧レベル 90dB/W/mで高効率的なスピーカーである。

 

  ユニットは低域用:16cmコーン型、高域用:2.5cmドーム型であるが、

 

  D-200IIのクロスオーバー周波数 2400Hz、DS-200ZAのクロスオーバー周波数 5kHzでウーファーは直接の接続になっている。

 

  バスレフ方式であるが、大きく違うのはバスレフのダクトの位置である、

 

  D-200IIはリアダクトにバスレフのダクト、DS-200ZAはフロントダクトにバスレフのダクトがある。

 

  両者共に古いので、ウーファーのラバーエッジの交換がしてあり、数百時間程度鳴らし込まない(エージングを行わないと)と良い音が出ない。

 

 

 

  現時点では、D-200IIがHC-TX500とHC-TX401に近いと思われる。

 

  個人の好みは、フロントよりリアにダクトがある方が好みのようである。

 

 

 

  バスレフは位相反転型のフロントダクトやリアダクト、密閉型があり、

 

  底面にポートの出口を設けた応用型のドロンコーン方式はバスレフ型となる。

 

  バスレフ型はエンクロージャー内の空気バネの強さとポート内の空気の質量(重さ)によって共鳴がおこる。

 

  密閉型で十分な低音を得るには大きな容積を必要とする。

 

 

 

  ドロンコーン方式のバスレフ応用型のHC-TX500、密閉型のHC-TX401の根本的に大きな違いである。

 

 

 

  HC-TX500はドロンコーンで低音を増幅して再生しているが、

 

  HC-TX401はエンクロージャー(Box)を大きな容量にすると良いが、今のままで低音を出すには、

 

  重低音の出るウーファーのユニットが必要であり、Dayton Audio ES140TiA-8を使用している。

 

 

 

  自分の好きな音の追求は永遠なものであり、まだまだ続きます。........

 


準備は出来ました。来週早々に塗装に出します。
さて、これだけ販売できるか不安ですが、挑戦です。