来年1月28日より小田原でお開催します展示会に、この高級スピーカーを出店します。
機種名はTitan(タイタン) HC-TX500です。
開発費不足でしばらくペンディングになっていましたが、先頃ようやく完成しました。とは言っても、未だ梱包用の箱は作っていませんが・・・
昔のダイヤトーンが良く使っていた、180㎜グラスファイバーコーンにネオジムマグネット、更にはヴォイスコイルの直径が75㎜(3インチ)の豪華ウーハーと、これまたヴォイスコイル直径が30㎜のシルクドームホーン型のツイーターと合わせ、扱い易くリアルな表現力のある高級ユニとです。
ツイーターのみで聴いていると、プラスティックホーンの音が感じられ、以前の日記にも記載しましたが、海外でセラミックのホーンを作らせ、オプションとして採用したいと考えています。下面に180㎜のアルミコーンパシップラジエータ(ドローコーン)を採用した、バスレフとも一味違う、密閉では難しい低音再生を可能にしました。
BOXはティアドロップ型の針葉樹材積層BOXと、激しく手間がかかっています。前面パネルは、本当は箱根寄木細工にしたかったのですが、途方もない値段になってしまいますので、今回はホワイトオークにしました。昔のインフィニティ―ファンの方は懐かしい木の風合いだと思います。
インシュレーターも、定評のあるKRYNA製、スパイク、インシュレーター一体型を使ってみました。そこ面にパシップがあるので、持ちにくいスピーカーですから、この一体型は助かります。もちろん振動の抑制も効いて、音の濁りを排除してくれます。こちらも片方で1万円程の部品ですので、オプション設定で考えています。
通常標準では、ツイーターホーンをABS(プラスチック)製、スパイクは一般的な三角錐のゴールド仕様にしようかと思います。
価格は標準で40万円(ペア・税別)前後、フルオプションでは46万円(ペア・税別)前後になるのかと思っています。2Wayの音のつながりを重視し、屋外で音楽を聴いている様な透明感を目指して作りました。従来の3~4インチ程のウーハーサイズばかり使っていましたので、18㎝ウーハーは、さすがに表現力があります。ホームオーディオには都合の良い大きさではないでしょうか。
試作品は、試作品だけに若干の問題があります。そんな事なので、20%程度はお安く販売する予定です。展示会の準備もあり、それ以降の販売になりそうです。