2015年12月

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本年中は、皆様方に御引立てを賜り、誠にありがとうございました。 オーディオ界にとっては、まだまだ厳しい状況は続いておりますが、 少しづつでも良い物をお客様に届けたい、その思いで1年務めて参りました。

景気が良くなることは、もうないのかもしれないと思いながらも、 来年こそは、もっと多くの方々に、その良さを知って頂きたいと感じています。

近年解ってきたことは、弊社の追求するサウンドは、重低音を伴う迫力サウンドではなく、 解像度が高くスッキリとしていて、ヴォーカルが突き抜けるような音だと感じています。 それを満たすユニットはこのところ少なく、なんとなくの音作りになっていましたが、 今年から、弊社の希望する音を持つユニットが増えてきて、 来年は、もう一歩上の製品を作れると思っています。

どこまで出来るか解りませんが、精進して行きたいと思っています。

 

代表 高井 和夫

 

高井工芸 小田原展示会 開催決定!!

少々先ではありますが、地元神奈川県小田原市で単独の展示会を開催する事になりました。
いつもお世話になっております地域の方々に、日頃の活動を知って頂きたく企画しました。 もちろん視聴もできます。

画廊を借りての少々風変わりな展示会ですが、初日は17:30よりオープニングを予定しており、 出来るだけ多くの方がご来場くださいます様、心よりお待ち申し上げます。

 

 

場所:神奈川県小田原市栄町2-13-20
   アオキ画廊 1F

   駅から徒歩5分程度


日時:2016年1月28日(木)~2月1日(月)
   10:00~18:00 (最終日 14:00まで)

来年1月28日より小田原でお開催します展示会に、この高級スピーカーを出店します。
機種名はTitan(タイタン) HC-TX500です。


開発費不足でしばらくペンディングになっていましたが、先頃ようやく完成しました。とは言っても、未だ梱包用の箱は作っていませんが・・・
昔のダイヤトーンが良く使っていた、180㎜グラスファイバーコーンにネオジムマグネット、更にはヴォイスコイルの直径が75㎜(3インチ)の豪華ウーハーと、これまたヴォイスコイル直径が30㎜のシルクドームホーン型のツイーターと合わせ、扱い易くリアルな表現力のある高級ユニとです。


ツイーターのみで聴いていると、プラスティックホーンの音が感じられ、以前の日記にも記載しましたが、海外でセラミックのホーンを作らせ、オプションとして採用したいと考えています。下面に180㎜のアルミコーンパシップラジエータ(ドローコーン)を採用した、バスレフとも一味違う、密閉では難しい低音再生を可能にしました。

BOXはティアドロップ型の針葉樹材積層BOXと、激しく手間がかかっています。前面パネルは、本当は箱根寄木細工にしたかったのですが、途方もない値段になってしまいますので、今回はホワイトオークにしました。昔のインフィニティ―ファンの方は懐かしい木の風合いだと思います。


インシュレーターも、定評のあるKRYNA製、スパイク、インシュレーター一体型を使ってみました。そこ面にパシップがあるので、持ちにくいスピーカーですから、この一体型は助かります。もちろん振動の抑制も効いて、音の濁りを排除してくれます。こちらも片方で1万円程の部品ですので、オプション設定で考えています。
通常標準では、ツイーターホーンをABS(プラスチック)製、スパイクは一般的な三角錐のゴールド仕様にしようかと思います。


価格は標準で40万円(ペア・税別)前後、フルオプションでは46万円(ペア・税別)前後になるのかと思っています。2Wayの音のつながりを重視し、屋外で音楽を聴いている様な透明感を目指して作りました。従来の3~4インチ程のウーハーサイズばかり使っていましたので、18㎝ウーハーは、さすがに表現力があります。ホームオーディオには都合の良い大きさではないでしょうか。


試作品は、試作品だけに若干の問題があります。そんな事なので、20%程度はお安く販売する予定です。展示会の準備もあり、それ以降の販売になりそうです。