最近ようやく解ったのですが、ハイレゾの24bit 192kHzですが、bitはともかく、192kHzはそこまでの周波数を収録出来る物と思っていました。 人の耳が20kHzが限界ですので、あまりにも途方もない数値だと感じていました。
コンピュータを少しでもお解りの方には、笑っちゃうほどの勘違いですよね。(お恥ずかしい)
そもそも音の長波とこの192kHzは全く別物で、コンピュータの速度の様な物。 Hzは、信号(の波)が1秒間にターンを何回繰り返すかであり、192kHzでは、1秒間に192000回となります。 音の周波数では、単に音の高さを表すに等しく、1秒間に何ターンかは気にしていませんでした。 (しかし、同じ単位であり、全く同じ理屈の物でもあります)
現在のCD規格が16bit 44.1kHzで、信号の道であるbitに囚われていましたが、むしろ44.1kHzの方が重要に思えてきました。 例えば、44.1kHzの性能で、1kHzの音をサンプリングしようと思った時、1kHzは丁度真ん中の中音域ですが、 Hzで考えれば、1秒間に1000回ターンしている音と言えます。となると、44.1kHzのサンプリングでは、 44100回/1000回の分数になり、1kHzの音は44.1か所のサンプリングになります。 なるほど、低い音では有利に働き、低域代表の100Hzでは1ターン間に441か所のサンプリング、 これなら、かなりの密度で、十分なように思えます。
問題は高域、しかも超高域です。 仮にスーパーツイーターの様な40kHzとか50kHzなどではどうでしょう。 40kHzでは44100回/40000回の分数で、僅か1か所、50kHzでは0~1回になってしまいます。 100HZではアナログの波型を441か所のポイントで再現しますので、そのポイントを結べば、 アナログで発生した波型をかなり近い形で再現できそうです。 ですが、40kHzでは1か所ですので、その時の音の波形を再現するのに1点しか無ければ、 どんな波型だったのか解るはずがありません。 まして0回であれば、再現どころではありません。
人の耳に聞こえる限界の20kHzでは、2.2回、10kHzでは4.4回と、大幅にポイント数が少なくなり、 これが不正確につながっているようです。
ハイレゾの192kHzでは10kHzでは、19.2回と断然多くなります。19点以上のサンプリングポイントがあれば、 殆ど波型を再現できるとまでは言いませんが、圧倒的に有利なのは確かです。
人から聞いた話で、自分も持ち合わせる知識が無いので、こんなでたらめな解釈をしましたが、 言える事は、ハイレゾの192kHzは、それほどの高い音まで対応しますと言う事ではなかったようです。 もちろん192kHzと言う超超高域が録音されていた場合、最低でも1か所のサンプリングは出来ると言う事になりますが・・・
こんなことって知っても仕方がないのでしょうが・・・