2013年5月

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さしたる理由ではないのですが、部品取りの為にいらないカメラをもらってきました。ビデオカメラなんて物じゃありません。あの8㎜カメラです。富士フィルムの8㎜フィルム型をしたカメラがありましたが、それよりだいぶ高価な品だったそうです。ハンドはもちろん、三脚固定、更には吊り下げまで出来るようになっています。

カメラの事は詳しくないのですが、当時、庶民には高嶺の花ではないでしょうか。動作を確認するのは難しいのですが、大きな傷や損傷も殆ど無く、革ベルトの劣化以外、年代からすると驚くほどの美品です。レンズも大きく、フィーリングも良好。フィルムも映写機もありませんが、なんとなく壊してしまうのが持った得ない感じです。

型式はメモってこなかったので解りませんが、CANON製です。今は、作業場に放置してあります。
なんとも昭和の香りが漂う一品でした。

本日、でんき堂スクェア湘南店様へ伺ってきました。
目的は、弊社スーパーツイーターHC-ST075の店頭品が無くなったため、2組ほど届けに行きました。

写真のスピーカーは、弊社のHC-TX152 Phoebeです。この商品を販売する前に、試作機として数組作りましたが、サランネットのマグネットが取れやすい欠点があり、ネットショップでは改良品を販売しています。でんき堂様に置いてあるのは、その試作機の最後の1組です。

なんだか高そうなスピーカーの上に、ちょこんと乗っかっています。店内を見渡しても、小さなスピーカーの部類ではないでしょうか。試作機ですので、塗装の品質や先程のサランネットの違いがありますが、信じられないほど破格値で販売しています。(販売してもらってます) お店は神奈川県藤沢市の湘南台駅前にあります。お近くの方は、是非一度覗いてみてください。常連の方も多く、皆さんお気に入りのお店の様です。コーヒーを飲みながら、良い音に包まれて、最高の空間ではないでしょうか。

詳しくは、ネットショップトップページの左側、リンクに掲載していますので、そちらをチェックしてください。もちろんHC-ST075スーパーツイーターのデモ機も置いてあります。

なんだか大変でしたが、2ウェイのスピーカーキットを製作しました。

どうせ作るなら、思い切って拘りキットにしたかったので、まず、ユニットに拘ってみました。このウーハーは、HI-END器にも採用されているユニットで、ペア100万とか50万とか、驚く金額で販売されています。そのパーツが、また驚く価格で販売されていましたので、それならと製品にしてみました。

同じ部品を使っているからと言って、100万の物と同じ音ですとはもちろん言いません。しかし、同じものだからこその共通点もあることは確かです。

ツイーターも、以前では考えられないほどのコストパフォーマンスの製品で、この性能でこの価格では、競合他社はどうするのかと聞きたくなるほど、デフレの象徴の様な商品です。そのような事から、こちらも最大限お求め易い金額に設定しました。

エンクロージャーも、もちろん拘り。世間では、バーチ合板等を使った積層BOXも見かけますが、これまた超高額。同じ事は出来ませんが、イエローポプラと桐材を融合させた材で、積層BOXの様に薄くスライスした板を何枚も貼り合わせ、幅180㎜程度の板を作り、それをBOXに組み立てた物です。合板の断面は仕上げにくく、きれいに加工するのが難しいのはご存知かと思いますが、この方式の場合、全ての面が断面みたいなもので、どうしても欠けや穴、傷が入ってしまいます。sしかし、単なるべニア板ではありえない音抜けと、柔らかい木を使ったふくよかさが得られました。

今では、ヤフオクでも簡単に海外のユニットが手に入ります。それをべニアで箱を作ってでは、何も弊社がやる理由もなく、今回は、徹してレアに拘りました。

上の写真は部品構成を示すための写真で、背景の修正前になります。少しは面白い物が出来たのでは?