新しいYosegi-Mをリリースしました。

HC-TY162D

HC-TY161L


この度、ようやくYosegi-Mの新しい商品をリリースいたしました。
新しいと言っても、大きく変わったのはウーハーユニットが変更になった事ぐらい。ですが、Scan Speakの高級ユニットのオプション設定が出来るようになり、更には完全受注生産のHC-TY162Dが同時に注文受付となりました。

HC-TY161Lは、構想時にはこのウーハーユニットが発売される前で、テストをした時に直ぐにこちらに変更しようと感じました。アルミキャストフレーム、カッパー色のフェイズプラグ、軽快感のあるペーパーコーン、凹凸が逆なラバーエッジ、何をとってもこのYosegi-Mにぴったりのユニットだと感じました。これらの特徴はほぼ全て、鮮明な中音域を作らんがための造作だと思っています。


外観上豪華になっただけでなく、ヴォーカルを聴くのに最適な、突き抜ける様な鮮明さと、前面に浮き上がる印象が、こんな小さなスピーカーで得られるとは、自分でも想像を超えていました。


今や、10㎝程のウーハーを持つスピーカーであれば、2~3万円でも買えるのが現状です。それを考えれば、標準で74,000円(税別)は確かに高いかもしれません。ですが、より音の性能を追求し、外観の美しさにこだわった商品であれば、決して不当な値段とは考えていません。むしろ、この金額では十分ご納得頂けると思われるほどの自信作です。


更に、完全受注生産のHC-TY162Dは、標準のYosegi-Mを最大限に豪華にし、このサイズでは度が過ぎるかも知れませんが、Scan Speakの高級ユニットを標準化し、「赤い悪魔」とまで言われるDynamicapの手巻きコンデンサを採用しました。大型のスピーカーをゆとりを持って管理できるご家庭であれば良いのでしょうが、なかなか現実では難しいものです。6畳ぐらいのお部屋で、十分な音質を伴った音楽鑑賞では、このサイズは理想的ではないでしょうか。


大型のスピーカーでは、とかく音量を上げなければバランスが確保できないのが一般的で、小さいには小さいなりの良さはあります。PC用にも扱える大きさですので、ハイレゾをお楽しみいただくのにも最適ではないでしょうか。